幻の染 辻が花の会  平成20年10月3日-6日
    
・・・室町、桃山、慶長、江戸初期の染・・・

26年前、大阪の地で初めて大脇一心さんとお逢いして、辻が花染めを知りました。いろんな
辻が花染めがある中で、文様一つにも意味を持つ事の大切さを解きながら製作されている
先生の作品の深さに感動した事をきのうの事のようにおぼえています。

辻が花染めは、室町時代から桃山、慶長、江戸初期までに美しく短い歴史を閉じた染色で、
幻の染と言われているのです。
この戦国時代は、明日をも知れぬ毎日であったはずで、それゆえ身にまとうlきものは、
美しさや華やかさだけの文様でなく色彩や配色、図柄にも深い意味があり、これを
まとっていれば災難がふりかからないようにと言う祈りに似た気持ちが込められて
いたようです。遠い昔から「きもの」に託された人々の特別な思いをかいま見る気がします。

多くの時間とエネルギーが注ぎ込まれ生まれてくる一枚のきもの、絞りの部分に繊細な
墨絵が書き込まれた「墨の花」と名づけた大脇一心さんの辻が花にふれて頂けたら幸いです。

                                           田中屋 店主

         

    
大脇一心氏によるお話し会
           
辻が花染めの時代背景や、文様についてお話しして頂きました。
       


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・